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映画「エクスペンダブルズ4 ニューブラッド」感想【今回はひどい】

ムービーレビュー映画感想文
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死ぬまでにみたい映画シリーズの1つに「エクスペンダブルズ」を入れているんですが、「エクスペンダブルズ4 ニューブラッド」のおかげで外そうか迷っています。

「エクスペンダブルズ」といえば・・・

アクション映画好きな人には「特盛海鮮丼」のようなものですし、「スタバ無料全カスタム」のようでもありますし、「家系ラーメン全部のせ」のようでもあります。

しかし。

エクスペンダブルズ4は全部のせどころか、てきとうな食材を集めて鍋に入れたヌルい寄せ鍋、みたいな映画でした。

ということで言いたいことを6つ、感想として言います。

これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。



ストーリーが「意味わからない」

エクスペンダブルズの良さといえば「無料の朝食バイキングのスープぐらいストーリーが薄い」ってところなんですよね。

ただ今回は「薄い」じゃなくて「意味がわからない」。

なんでクリスマスをエクスペンダブルズから抜けさせるのか。いや、なんか「命令に従わなかったから」って言ってますけどね・・・

命令に逆らってこそ「エクスペンダブルズ」、だろ。

そんな命令に「従う」とか「従わない」とかそんな枠にハマっている人たちじゃないんですよ。

過去の3作品を思い出してください。

あの人たち他の国で何人も人殺してますからね。普通にCIAの人も一緒にマシンガン撃っちゃってるし、ハリソン・フォードなんて飛行機からミサイル撃っちゃってますからね。相手にミサイル撃ち込んで『Yeahh!!』って言っちゃう人たちですよ。

それが「命令に反いたので、あなたクビです」は違和感ありますし、クビにされたクリスマスに関しても受け入れちゃってて『真面目か?』って言いたくなりますし。

そしてそれよりも言いたいのが・・

クリスマスが抜けた後の「新・エクスペンダブルズ」も本当意味がわからない。

船に着いたらゾロゾロと一緒に歩いて全員いきなり捕まってるし。

その後部屋に監禁されるけど、誰一人として手すら拘束されてない状態。敵もバカなのか?

そしてその部屋を脱出してもフラフラ歩いていると敵に見つかり『床に伏せろ!』とか言われちゃってるし。

これ本当にエクスペンタブルズ?

誰ですかって新メンバー

今回のエクスペンダブルズのメンバーは新入りが多かったですね。

まあ前作から約10年経ってるので、同じ時間が流れているとするなら旧メンバーがいなくなってしまったのも仕方ないです。

ただあのラッシュとかいう女、誰ですか?

いきなり飛行機に乗ってて何の説明もなく新メンバーみたいな。これはエクスペンダブルズ好きな人には悲しい。ひどいなと思いました。

エクスペンダブルズ3の時ですら新メンバーが加入した時は多少の説明が入りましたよね。バーで用心棒をする女性ファイターとか、バイクに乗る格闘士とか・・・

そんなのも無しでいきなり加入。

エクスペンダブルズを舐めてるのか?ちゃんとタトゥー入れてあるんか?

しまいにはあんな弾丸が飛び交う戦場で、武器が「ムチ」って。絶対にダメでしょう。

これが幽遊白書の蔵馬だってあんな戦場出されたら『ローズ・ウィップ』なんて言わないからね。マシンガン持って連射しますよ。

そしてお約束の「アジア系超美人」。これはOK。

雑すぎるCG

船から脱出するとき、小さい船に移ろうとするときの空のCGが雑すぎた。

トンファー

ラフマトが使うトンファー、カッコよかったですね。

ジェイソン・ステイサム対イコ・ウワイスの肉弾戦は、エクスペンダブルズ4で一番の名シーンでした。

トンファーが結構長いので、出す時にちょっとぎこちないところも含め、素晴らしすぎたトンファー使いのイコ・ウワイス。

ただ…「トンファーを使わない方がめちゃくちゃ早い」っていうの見て「使わない方が良かったんじゃ?」と思いました。

ミーガン・フォックス

個人的にミーガン・フォックスいえば映画「トランスフォーマー」のヒロイン役で、とにかく「こんなエッチなアメリカ人が友達にいたらいいよね」キャラがぴったりな人でした。

そして今作、クリスマスの恋人兼エクスペンダブルズのリーダーみたいな感じで登場しましたが・・・

なんでミーガン・フォックスがエクスペンダブルズのリーダーなんだよ。

もうこの手の「すごいセクシーな女性がこんな強いんだよ」はさすがに見飽きているのに、なぜそれをエクスペンダブルズでやってしまうのか。

というかそれをやりたいなら「エクスペンダブルズ3」で1人いましたからね、ロンダ・ラウジーが演じたルナって女性キャラクターが。

一作目を思い出してください。

デカいバイクに乗り、太い指で葉巻を吸ってる男たちが主役だったじゃないですか。

アイコスなんて吸ったらその場でケース握りつぶしちゃう人たちじゃないですか。

ここで「エクスペンダブルズ」の一作目を見てください。

ここにいい香りのしそうな漢はいますか?

ここに化粧水の後、乳液でお肌にフタをしてそうな漢はいますか?

別に女性だから悪い、とか言いたいんじゃないんです。エクスペンダブルズは「漢」映画だったはずなんです。

だからこそ。

「ミーガン・フォックスがエクスペンダブルズを率いたらヤバくない?」って監督の安易すぎる、そして全然ヤバくないキャスティングに本当震えました。

バーニーが酷すぎる

最後のシーンにて。

結局バーニーは生きていて、あのバーニーだと思われていた死体は映画の冒頭に出てきた小柄なおじさんだったわけですが・・・

あれ、ひどすぎません?

あの小柄なおじさんが何をしたっていうのか。最初のバーのところでもバーニーが賭けをして負けて指輪を取られたなら、バーニーが悪いわけで。

それを力ずくで取り返しに行くところもヒドいですが、最後はそのおじさんを身代わりにしちゃうとか・・・

しかもあの小柄なおじさん、普通に生きてましたからね?

せめて死体を使うならまだしも、生きてる人間を身代わりにするとか、極悪非道すぎる。

ていうか、この小柄なおじさんが一番エクスペンダブル(消耗品)じゃないですか。

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