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気を失いそうになった映画「大怪獣のあとしまつ」感想

ムービーレビュー映画感想文
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このページに書いてあること

映画「大怪獣のあとしまつ」を見た感想として、良かったところを「2つ」、悪かったところを「15つ」書きました。

日本に突如登場した大怪獣。その死体をどうするか、にテーマを置いたコメディ映画が、

「大怪獣のあとしまつ」

酷評の嵐でSNSを見てもほぼネガティブな意見が並んでしまったこの映画。逆にその意見に惹かれ映画を見てました。

映画の感想をひとことで言うとしたら・・・

ということで、映画の感想として「良かったところ」と「悪かったところ」を書きます。



良かったところ

山田涼介&オダギリジョーがかっこいい

主人公のアラタを演じた山田涼介くん。

彼が高校三年間同じクラスだったら、学校での恋愛を諦める。俺は。

真面目でイケメンキャラを突き通していてカッコよかった。

オダギリジョーも元々のカッコよさに渋さが掛け合わさり、役柄といいカッコよかった。

というか2人とも「ギャグシーンがほぼなかった」というのが良かった。

意味わかんないおじさんが面白い

本編25分あたりで「怪物を見せ物にした場合の観光客データ」を見せにきたおじさん。

西田敏行演じる総理に怒られた後、無理やり退場させられた時のセリフ『わぎゅーんぎゅーん!』が意味わからないけど、なんか笑っちゃった。

悪かったところ

セリフが棒読みすぎる

特務隊の凄腕スナイパーとして登場したクヌギ隊員。彼女を演じた女優SUMIREさんのセリフが棒読みすぎる。

「土屋太鳳の棒演技がひどい」ってレビューを見かけましたが全然そんなことない。

特に最後のミサイルを撃ち落とした後の『あっぶねー!』というセリフ。

危ないのはその演技だよ。

大臣役が全員キツすぎる

なんか「演技派の有名俳優をたくさん使って面白いことやろう」というのがキツい。

あの場所もキツい。黒を基調とした部屋。でっかいモニターと椅子。その横にはネームプレート…

「日本のトップのみが知る秘密基地」みたいにしているところがダサい。

それぞれの大臣がちょっと個性的なのも「どう?いろんなタイプの面白い人がいるでしょ?」って感じでキツい。

ただMEGUMIは大好き。

例え話をする国防大臣がつまらない

意味がわからない例え話自体はいいと思うけど、その例えが全然面白くない。

そもそも「例え話をする国防大臣」ってキャラ設定ができちゃってたのがシラケる。しかも下ネタ多めなのでキツい。

おじさんの下ネタを聞きたいやつはいない。

あと軍の機密動画を出そうとしたら、訳わかんない水着の女の子の動画を出しちゃったシーン。

「あ!じゃなくって…こっちこっち」とか言ってるセリフとギャグがつまらな過ぎてテレビの電源を本気で抜こうと思った。

特務隊隊長の家具の例え話がスベってる

怪獣を近くで見て『家具屋で見た家具を家に入れてみると意外とデカイみたいな!』って例え話がスベってる。

突然のキスが多すぎる

映画の中でキスシーンが3回。しかも全部がいきなりしちゃう「突然のキス」。

『これじゃあキスシーンがワンパターンですよね?』

って製作陣全体で誰もそのことにツッコまなかったのか。

全ての元凶である環境大臣

むしろ大怪獣はこいつ。こいつの後始末を考えるべき。

「怪獣の傷の中に逆さまに落っこちる」「ゲロとうんこの違い」「いきなり歌い出す」など全く笑えないことを「わたし面白いでしょ?」と平然とやってのける。

何度でも言う。大怪獣はこいつ。

国防軍大佐役の菊池凛子

私は冷凍みかんは食べないのっ!

頼む。やめてくれ。

少々ロマンチックがすぎること…白い煙が勝利を演出する。フローズン・ウィッチイズ!

マジでやめろ。

銀杏の匂い

「ゲロとうんこの匂いは下品なので、その間をとって銀杏の匂いということにしよう。」

この流れが笑えると思っていることに寒気がする。

最初にゲロとうんことか出しちゃってるから、何が来てもおもしろくない状況にしちゃってる。

フェフェフェと笑う土屋太鳳

ユキノを演じた土屋太鳳がいきなり『フェフェフェ』と笑うシーン。

「ここで土屋太鳳にフェフェフェと笑わせましょう」って提案した責任者の顔を見たい。

流れない怪獣

ダムを崩壊させて流そうと思った「怪獣が流れない」シーン。

その時の「怪獣の膨れた風船のようなものが萎れる」シーンのすごいチープなCG。

シリアスな流れから思い切りハンドルを切った渾身のギャグだったんだろうけど、そのチープなCGのせいで笑えず。

あとユキノちゃんの見学位置が川に近すぎ。

キノコとチ◯コ

まず、ボカシを入れてチ◯コを強調しているところが寒すぎる。

それに対してジジイとババアが「あそこのキノコはなんで違うの?」みたいなことを真面目に聞いてるところも最悪。

それを若い女性の前で言って『あ、あれは…』みたいな空気もつまらなすぎて地獄。

もちろんそれを見ているこちら側の空気も地獄。

六角精児

官房長官役の六角精児さんが面白いことやろうと狙ってるのが逆に冷める。

狙いすぎててあの温厚な右京さんですら紅茶ぶん投げてブチギレる。

ぶん投げられる国防大臣

リークした環境大臣に詰め寄った国防大臣がぶん投げられて机が粉々になるシーンがつまらない。

上映時間が長い

もうすぐ終わるかな、と思って時計を見たらまだ1時間も経ってないときは気を失うかと思った。

あと1時間ぐらい早く終わってたら批評はそこまででなかったと思う。

エンドロール後の次回予告

エンドロール後に用意されていた次回予告。

「あとしまつシリーズ第二弾」として乞うご期待とのメッセージが。

これが本気だったとしたら製作陣が「これはシリーズ化できるぞ」と思っていたということ。それに腹が立つ。

でも、もし続編があったら俺は確実に見る。




「大怪獣のあとしまつ」はプライムビデオで

大怪獣のあとしまつはプライムビデオで配信中。(2023年4月現在)

他にもおすすめ映画の紹介や感想を書いています。

お時間ある方はぜひ。

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