刑務所に入っている受刑者たちが参加する消防プログラム。
罪への反省と、刑期を短くするために参加したボーディ。そんな彼の成長、友情、そして家族との絆を描いた海外ドラマ。
『ファイヤーカントリー』
アマプラにてシーズン1が公開されていたため、なんとなく見始めたところ・・・
全22話、約15時間強を1週間で完走していました。
「じゃあとても面白いドラマなんだろう」と思う人もいそうですが、先に言っておくと、
そうでもありません。
でも見てしまう。言いたいことメチャクチャ出てくるのに止まらない。
そんなクセになっちゃう理由を3つに分けて紹介します。
『ファイヤーカントリー』とは
あらすじ
『ファイヤーカントリー』はカリフォルニア州の危険な山火事と闘う消防士たちを描いたドラマ。
主人公のボーディは過去の過ちによって刑務所に服役中だった。そんな中、囚人消防士プログラムに参加することに。
しかし彼が配属されたのは故郷のエッジウォーター。
ボーディは戸惑った。なぜなら彼には故郷に戻れない理由があったから─
特徴
囚人×消防士
といった、日本人にはなじみのない独特の設定です。
ボーディの人間としての成長や、過去の過ち。友情と恋愛、そして家族との絆。
タイトルからもわかる通り、火事と戦う消防士の話ですが、メインは人間ドラマといってもいいでしょう。
おすすめポイント3選
ピンチが多すぎる
『ファイヤーカントリー』は自然や人の命を助けることに命を賭ける消防士の話。
彼らが駆り出される場所は火事だけではなく、建物の崩壊現場や、自然災害での救助など、多岐にわたります。
なので「ピンチが多い」というのは当然の話に聞こえますよね?
むしろピンチなシーンがない消防士のドラマなんて、海に入らない『海猿』みたいなもんですからね。
それはそれでツマラナイんですが・・・
この『ファイヤーカントリー』というドラマ。
ピンチが多すぎるんですよ。
しかもそれが「わざとやってるんじゃないか?」ってぐらいすぐピンチになるんです。
建物の崩壊に助けに来た隊長が・・・がれきに閉じ込められたり。
『動くな!』って言ってるのに・・・おばさん動いちゃって穴に落っこちちゃったり。
「みんなで押さえないと落っこちちゃうよ?」というシーンで・・・みんな何もしないで落っことしたり。
この『ファイヤーカントリー』を見てほしいし、ドラマ自体も続いてほしいですし、災害の怖さも知ることができていいドラマだと思うんですけ…
めちゃくちゃムカつくんですよ、見ていて。
それは災害救助の現場だけの話ではなく。
人間関係でもピンチが続き、ちょっと落ち着いたと思ったらまた別に誰かがトラブル起こしていたり・・・
ずーっと何かしらピンチです。そういうドラマなのでピンチ自体はいいんですが、
みずからピンチを招いてるような登場人物が多すぎまして…ムカつきましたね。
ちなみにこれがおすすめポイントの1つめです。
囚人×消防士の組み合わせ
アメリカのカルフォルニアには、刑務所の受刑者、つまり囚人が参加できる保護プログラムがあります。
消防団の一員として活動できる制度です。参加するには様々な条件を満たす必要があります。
「刑期が残り5年未満」とか「今までに脱走をしようとしたことがない」とか。
なのでプリズンブレイクのメンバーはほぼ全員ダメです。
この制度には以下のような特徴があります。
・第二次世界大戦の終戦ごろからある歴史あるプログラム
・現在は3100人もの囚人たちが参加
・刑期が短くなったり、仮釈放を受けやすくなる可能性も
・わずかながら給与も支給される
また、やる気やスキルがあって認められれば、そのまま消防士として就職もできるようです。
これはかなり珍しいプログラムのようで、カリフォルニア以外では【囚人が消防団の一員として働く】というプログラムはなさそうです。
単純にリスクも大きいですからね。いくら監視があるとはいえ「囚人を刑務所から出す」ということに怖いと感じる人もいて当然です。
そんなプログラムをドラマ化したのがこの『ファイヤーカントリー』。
なので「囚人同士のいざこざ」があったり、「囚人ゆえに偏見の目で見られる」など理不尽なことがあったりと、
普通の「消防士ドラマにはない一面」を見ることができます。
ボーディ役のマックス・シエリオット
確実にモテますね、この人は。
まずはあの顔、なんですかあれは。
ワイルドながら笑顔が素敵で、何よりも青く光る優しい瞳。
そして身体、厚すぎませんかね胸板。
たぶん防弾チョッキとか必要ないですよね。
そして声、低めながら芯の通った聞きやすいボイス。
吹き替え版で楽しんでいる方はぜひ一度字幕版も見てください。
このように完璧な「モテる素質」を全て持っているのが、俳優のマックス・シエリオット。
人気海外ドラマの「SEAL Team/シール・チーム」のクレイ役として出演して人気となりました。
そんなイケメンが、誰かのために命を張って懸命に救助する消防士を演じるんです。
見ない理由、あります?
海外での評価は?
『ファイヤーカントリー』は本国では人気なのでしょうか?
海外の有名批評サイト「Rotten Tomatoes」にて調べてみました。
このサイトの評価は【批評家】と【一般の視聴者】のスコアで分かれており、50以下は低評価となります。
『ファイヤーカントリー』シーズン1の評価はどのくらいでしょうか?
批評家スコア 44%、観客スコア 44%
これはマズいですね。
おすすめしたいとブログを書いているにも関わらず、低評価ですから。説得力も何もありゃしないです。
他の方のレビューを見ると「ご都合主義」「わざとらしい脚本」と、
さっき私が書いていた「めちゃくちゃムカついたポイント」が書かれていました・・・
しかしまあ、それをふまえての【『ファイヤーカントリー』がクセになっちゃう理由3選】ですから。
ぜひ見てあなた自身で感じてください。
シーズン3まで更新決定
先ほどの低評価を無視するように、
『ファイヤーカントリー』はシーズン3まで制作が決定しています。
📅 シーズンごとの放送スケジュール(予定)
シーズン1(2022-2023年)… 全22話
シーズン2(2024年)… 放送中
シーズン3(2025年予定)… 制作決定
シーズンが続くということは、それだけ求める声が多い証拠ですね。
まだ観ていない人は、ぜひ。
アマプラやU-NEXTで配信中
2025年2月現在、アマプラやU-NEXTで配信中です。
海外ドラマ『シカゴファイヤ』など、消防士のドラマは熱く見ごたえのあるテーマです。
今回ちょっとでも気なった方は、ぜひ1話だけでも見てみてください。
映画・ドラマカテゴリで人気の記事はこちら
ドラマ「ジャック・リーチャー」シーズン2のキャストや原作情報まとめ
ホラー映画初心者必見。代表的なホラージャンル10つとおすすめ映画を紹介
【まとめ】映画「ジュラシックパーク/ワールド」シリーズ全6作品を公開順に紹介