このページに書いてあること
タイムループ・ホラー映画「ハウンター」を見た映画感想文です。
タイトルの意味は「(幽霊などが)出る,出没する」の”haunt”のer形。取り憑かれた人、という意味です。
誕生日の前の日を何度も何度も繰り返している少女リサ。しかし家族はその事実に気付いていません。
そして彼女は“もう一人の少女オリビア”の存在に気づきます。
視覚的なグロさはなく、精神的にくるホラー映画です。いろいろ飛び散っちゃうようなホラー映画が苦手な人にはおすすめできる作品でしたね。
ハウンター あらすじ
霧の深いある朝、リサは奇妙なことに気づく。朝から昨日と同じ事の繰り返しなのだ。そして彼女は、自分が16歳の誕生日の前日を毎日繰り返し過ごしていることに気が付く。しかし、庭の外に出ようにも、なぜか外に出られない。一体何が起きているのか?彼女が家中を調べ始めると、その家に住む“もう一人の少女”の存在に気が付き、ある驚愕の真実にたどり着く。
Amazonプライムビデオより引用
ネタバレありで感想
すでに死んでしまっているリサと、そしてたくさんの少女を殺し霊となった男、エドガーとの戦い。
これはもう地縛霊VS地縛霊のようなものですからね。
生きている人間からしたら『よそでやってくれ』としか言いようがありません。
そもそも地縛霊とはなんでしょう?
Wikipediaによると以下のような定義があるようですね。
自分が死んだことを受け入れられなかったり、自分が死んだことを理解できなかったりして、死亡した時にいた土地や建物などから離れずにいるとされる霊のこと。あるいは、その土地に特別な理由を有して宿っているとされる死霊。
Wikipediaより引用
なるほど、なるほど。
はい確信しました、地縛霊VS地縛霊です。
そして正直にいうとストーリーが私には少々難解すぎました。
リサの世界とオリビアの世界、そしてその両方に現れるエドガー。その辺りの時系列はかなり難しく感じました。
さらに蝶々の標本や瓶詰めのシーン。あれはきっとタイムループに閉じ込められているリサを表した比喩なのかもしれませんが…
恥ずかしながらああいった「製作者の秘密の意図」のようなものに全く気づけないのです、私は。
しかしあの「家族は気づいてない」という不気味さや、「実は家族全員死んでいた」という叙述トリックは、ベタながらかなり面白かったです。
面白かったのですが…物語的にはただただ不憫。可哀想すぎます。
何人もの少女の命を奪い、死後も他の少女を苦しめ続ける悪霊になったエドガー。そして苦しめられるリサ。
こんなことあっていいのでしょうか?
最後はリサやその家族も安らかに眠ることができるであろうと思いますが、それでもなお切なさが残りましたね。
最後になりましたが、あのリサ役のアビゲイル・ブレスリン。
あの黄色の車でお馴染みの感動ムービー「リトル・ミス・サンシャイン」で可愛い子供役をやっていた女優さんです。
あのカワイイ子が立派なお姉さんに。そんなところもびっくりな映画でした。
まとめ
映画「ハウンター」のあらすじと感想をお伝えしました。
- ホラー×タイムループもの
- 地縛霊VS地縛霊
- 主人公は映画「ミス・リトル・サンシャイン」の女の子
やはりタイムループの怖さと面白さにハズレは無いようです。満足度の高い作品でした。
今回のハウンターも含めた「おすすめループもの映画のまとめ」もあります。ループものが好きな方は是非こちらで作品を探してみてください。