このページに書いてあること
シルベスター・スタローン主演のアクション映画「大脱出2」を見た映画感想文です。
シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーとW主演となった映画「大脱出」の続編、
「大脱出2」
簡単に感想を書かせていただくと、
「ひどい」という意見も多く見かけますが、個人的には「ひどい」というより「なぜ?」です。
ツッコミどころに関して感想もふまえてご紹介します。
大脱出2 あらすじ
世界唯一の脱獄のプロフェッショナル、ブレスリン。彼の警備会社のスタッフの1人シューが姿を消す。足取りを追うブレスリンであったが、全容が謎に包まれた“ハデス”と呼ばれる監獄にシューが勾留されているとの噂を耳にする。ブレスリンはかつての友人デローサの協力を仰ぎ、難攻不落の監獄へ再び挑むのだが…。
ネタバレありで感想
これは…誰が主人公なのでしょう…?
というより、なぜこんなことになってしまったのか…?
この大脱出シリーズと言えば、主人公はシルベスター・スタローンなはずです。
脱獄のプロフェッショナルで、
そのプロが絶対脱出できないと言われる刑務所から脱獄するから「大脱出」なわけです。
それが今回、大脱出するのはスタローンの創った会社の社員です。
だから映画のタイトルは大脱出でいいのですが、スタローンではない。まあ結局スタローンも中に入るので脱出はするのですが、メインはほぼその社員です。
その社員であるシュー役の中国人俳優、ホアン・シャオミン。ものすごくかっこいいんです。
しかし・・・なぜお前なんだ?
というか映画的な立ち位置は明らかに主役です。脇役だと思っていたキャラが主役ばりに頑張っていても全然気持ちが入ってきません。
仮にですよ?
その社員が前作の「大脱出1」から登場したキャラで、なおかつスタローンが手塩にかけた弟子のような存在だった、とかなら話は違います。
弟子の大脱出を見守るスタローン。最後はピンチから救い「まだまだだな。でも成長したな」なんてベタなセリフを残してくれたら、それはそれで楽しめたと思います。
しかしそうではないんです。
今作から登場し、いきなり主役以上に活躍するキャラなのです。
マジで・・・なぜお前なんだ?
そして彼が映画的に準主役の位置なのかと思いきや、それはまた別のキャラですからね。もう何が何だか…
もうお偉い方々の利権関係しか見えてこなかったです。
『出資してやるからこの俳優をたくさん使え!』という言葉が聞こえてきそうな配役と使い方だったと思います。
私はシルベスター・スタローンが大げさな演技をしながら刑務所から脱出する映画が見たかっただけなんです。
なんならその辺のビルでもいい。
小学校とか市役所でもいい。
『ぬおー!』とか言いながら頑張るスタローンが見たかった、それだけなんです。
まとめ
今回は映画「大脱出2」のあらすじと感想を書かせていただきました。
- 誰が主人公だかわからない脱獄映画
いろいろな要素を軽い気持ちで混ぜてしまい、何ができたか本人たちもわかっていない。自然と前作を「あれは面白かったんだな」と思えてしまいます。
大脱出シリーズや、シルベスター・スタローンファンに贈るランボーのまとめ記事もあります。お時間ある方はぜひご覧ください。