2024年6月に公開の新作映画「クワイエット・プレイス:DAY 1」を見ました。
クワイエット・プレイスシリーズとしては3作目で、「あんな世界になったキッカケはこんな出来事でした」というモンスターが地球に来た「1日目」をテーマにした映画です。
そんな映画に対して、どうしても言いたいことがある相手が2ついます。
「ネコ」と「アメリカ軍」です。
ネタバレありで感想
【クワイエット・プレイスシリーズの序章】となる1日目。
いっさいの予兆なくいきなりモンスターが暴れ出す恐怖。パニック。何が起こってるか全然理解が追いつかないけど、人々の目や表情には「ヤバい」ということが思い切り表現されている・・
そんな恐怖感が大画面で映し出され、最初のパニックが落ち着くまでは息をするのを忘れるほど引き込まれましたね。どのくらい引き込まれたかというと・・・
『音立てないようにポップコーン食べなきゃ・・』と俺も現地でポップコーンを食べていると錯覚させられるほどです。
ということでサバイバル・パニックホラー映画としては十分面白かったのですが、それを踏まえた上で、今回は2つ言いたいことがあります。
猫は何をしてるんだよ
推測なんですけど、「ネコが「にゃーん」って鳴いてピンチになるシーンはいつ来るの?」って全員思ってましたよね?映画を見た皆さん。
主人公のサミラが最初からずっと連れているペットの猫、名前はフロド。
あんなシャツが破れた音でも襲われてしまうような「音を立てちゃいけない」極限状態で、『え?ネコ、連れて行くの?』ってドギマギしながら見てた人は俺だけじゃないと思います…
ネコを連れて行くってことは…きっとこの先の重要な役割があるのであろう…と思ってました。俺は。
この手の映画でよくあるパターンとしては…
男:ヒソヒソ(あそこまでいけば…もう安心だ。)
女:ヒソヒソ(よ、ようやく着いたのね…あと少しで助か…)
ネコ:にゃーん!
・・・全員『走れぇーーー!!』
こういう感じだと思うじゃないですか。
と思ったらこの猫、全然鳴きません。
最後の最後まですっごい静か。トラブルなし。猫なのに初対面の人でもスリスリしちゃってかわいい。
「猫が絶対何かしらやらかすだろ」、と身構えすぎて結果何もしない猫を見て逆に「猫は何をしてるんだよ」って思いました。
いや本当、助かってよかった。
アメリカ軍は何をしてるんだよ
これは実はクワイエット・プレイスシリーズ全作品を通して言いたかったことで、とうとう今回言えるなって思ったんですけど・・・
アメリカ軍は何をしてるんだよ
って思いました。いや本当、失望しましたよ。世界最強じゃないんかい。
まず、このクワイエット・プレイスシリーズに出てくるモンスターには特徴があるんですよね。
- 目が見えない
- 音に反応する
- 泳げない
でもこの特徴を知らないと対策も取れないわけで、知らないのであれば仕方ないと思います。アメリカ軍といえども。
でも彼ら、2日目にはわかってたんですよ。
映画の中でも、ヘリからデカい音を流してモンスターが集まってくるところを見ていますし、放送で「彼らは泳げないので船を出します」と宣言しています。
逆に2日でそこまでわかった情報収集能力はさすがアメリカですが、だったらもっと対策とれたんじゃないかと。
例えば、どこか広場にデカい音を流してモンスターを集め(もしくは飛行機などから音を流して誘導し)、そこに爆弾落としちゃうとか…罠を仕掛けとくとか…最強のオジサン軍団エクスペンタブルズを配置しておくとか・・・
それに避難だってそのタイミングでできますよね。敵を1箇所に集めておく間に『海に避難してください』とか言うとか。
政府に国民を守る、という必死さを感じませんでしたよね。
「アルマゲドン」と「インデペンデンス・デイ」を一回見直せ、って思いました。
ドルビーシネマ
余談ですが、今回新宿の「バルト9」という映画館で初めて「ドルビーシネマ」というものを体験してきました。
ドルビーシネマとは、映画鑑賞体験を向上させるための先進的なシステム。ドルビービジョン技術による色彩豊かな映像と、ドルビーアトモス音響技術による立体的で没入感のあるサウンドを実現する。
通常料金に「プラス600円」すると専用のシアターで見せてくれます。
結論、ドルビーシネマはどうだったかというと・・・
別に普通の映画館で十分だと思いました。
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