ひえ…、この小説、怖すぎ…
なんて声が出てしまいそうな小説をまとめました。
令和のホラー小説。
ひと昔前にはなかったSNSやネットの影響をおびた現代の怪談・・・身近に感じやすいストーリーに怖さも倍増です。
ということで令和のホラー小説を5つ紹介します。
令和のホラー小説5選
櫻井千姫「行方不明の友人を探しています」
あるラブホテルに行った友人が行方不明になってしまった、というストーリー。
友人を探すために翻弄する人たちと、事件に関係のある人たちのインタビュー。
そして行方不明になる前のLINEのやり取りやネット上の匿名掲示板など、令和のホラー小説にふさわしい展開で構成された小説です。
オススメポイントは、シンプルな小説のおもしろさ。
ホラーとしてもおもしろいですが、読み物としてもグイグイ引き込んできます。ただの「怖い話」で終わっていないところがいいですね。
ホラーもストーリーもどっちも楽しみたい人にはオススメです。
響洋平「触れてはいけない障りの話」
コチラは逆にストーリーうんぬんは置いておいて、ひたすら短編の「怖い話」が繰り広げられるホラー小説。
内容は「触れてはいけない」を軸として、【触れてはいけない物件】や【触れてはいけない神】など様々な話が登場します。
ガッツリやばい話もあれば、軽めながらもゾクゾクするような話など、怖さに緩急があるのもおもしろい。
まあ正直言って全部「怖い話」でまとめられちゃうんですけどね。
個人的には「禁忌の社」という話が怖かったです。
怖い話をテンポよく読みたい人にはオススメです。
寝舟はやせ「入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください」
青年があるマンションの管理を任されます。かなり好待遇の仕事だけど、条件があり・・・それが、
隣に住んでる「〇〇」と仲良くすること。
その隣に住んでいるの「〇〇」がかなりの曲者なんですが、それがこの小説のおもしろさでもあります。
ホラー小説ではありますが、ダークなホラー小説とはまた違いますね。
なおこの小説は2025年に読んだ小説の中で5本の指に入るほどおもしろかったです。
「ホラーなんだけどほっこりもしつつ、やっぱりホラー」って感じの小説を読みたい人にはオススメです。
沼堂幼太郎「四ツ谷一族の家系図」
自身の家系図をもとに「自分にはどんな先祖がいたのか?」を明らかにしようとするホラー作品。
初めは単純に自分のご先祖様について調べるつもりが、見つかった謎の資料からどんどんと不穏な世界に入っていきます。
そして繰り返される謎の言葉。かなり怖いです。
そしてこの作品のポイントは、登場する写真。
写真もかなり怖い、いや写真は普通なのですが、それがとんでもなく怖く見えてきます。
この作品も報告書や謎の写真、SNS上のやり取りなど、小説というよりは「情報」をつなぎ合わせて進んでいく構成となっています。
話の展開や資料の出し方などが、本当に家系図を調べている感じがリアルです。
リアルな感覚でホラーを楽しみたい人にはオススメです。
海藤文字「ある映画の異変について目撃情報を募ります」
今回紹介する5つの小説の中で「一番好きなホラー小説は?」と聞かれたらこちらです。
ストーリーはタイトルの通り、ある映画に映ったある「異変」に対して、ある映画系ブロガーが情報を集めていく話。
ある人には映画内に変なものが見えた。しかし見えなかった人いる。そして見えた人には「異変」が起き、連鎖していく。
そして怖いのが、この映画の情報がまったくないこと。
この令和に「ネットで検索しても出てこない情報」なんて基本ありませんからね。
この小説のオススメポイントは、本の構成。
ブログの記事から新聞記事、映画の広告やポスター、ウィキペディアの情報や大学教授の論文など・・・話の展開に合わせ様々な媒体での情報が表示されます。
それはまるで読んでいる自分自身が徐々に真相に近づいていくかのよう。
答えを求めるタイプのホラー小説を読みたい人にはオススメです。
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