映画『パシフィック・リム』感想|戦闘シーンがとにかく見にくすぎる、見えねぇ

芦田愛菜ちゃん、天才かな?
ということで巨大なロボットがKaiju(怪獣)と戦うど派手なSF怪獣映画「パシフィック・リム」を見たんですが。
一言で言ったら非常にもったいない作品でした。
「ところどころ微妙だったけど、最終的にはいい作品だったな」って映画に結構出会いますが、まさにその逆です。
なので良いところと悪いところを書きたいんですが・・・
「パシフィック・リム」感想
まずはすごく良かったなと思う点。2つありました。
怪獣から地球を守る、という設定
小さいころからロボットアニメや特撮ヒーロー、さらにはスーパーロボット大戦で育った私としては、「襲ってきた怪獣を倒す」という設定がまず好きでした。
さらにそれが人型のロボットであり、基本肉弾戦というのもいい。
巨大なロボットがでかい怪獣をぶん殴る、というシーンはまさに子供心をくすぐってくれましたね。
そして、2人で操縦するというのも良かったです。ここが妙にリアルでしてね。
基本ロボットを動かすのは1人ってイメージがあったので新鮮でした。
考えてみればそうですよね、飛行機ですらメインパイロットとサブパイロットっていますもんね。
ってことは一人でマジンガーZを動かしてる兜甲児は何者だ、って話になるんですけどね。
日本人キャスト
これはもう日本人キャストの良さがかなり出ていましたね。
これぞクールジャパンですよ。
まずは菊地凛子さん。
正直キャラの設定などを見ると、日本人で棒術がすごくて知らない外人とすぐにシンクロできる、となんだか無茶があるような設定ですが。
ロボットと怪獣が取っ組み合いしてる時点で無茶苦茶なので、まあいいです。
それよりも日本人としての真の強さを表現した演技と言いますか、単純にビジュアルだけ見ても良さが出ていいと思いました。
単純に可愛かったです。そして英語も良かった。
世界を舞台にしている女優さんはやはり違いますね。
そして芦田愛菜ちゃん。
なんですかあの演技は。本当素晴らしすぎやしませんかね。
正直彼女の演技って見たことなく「マルマルモリモリ」すら見たことなかったのですが、彼女がすごいと言われる理由がわかったように思います。
映画とかドラマ観ているときにいつも思うんですが、
「何かを恐れている演技」、まあ簡単に言えば「びびってる」演技ってすごく難しいと思うんです。
「怒る」とか「悲しい」はまあ誰でも日常的にあると思うんですけど、ビビってるって難しいんですよ。
愛菜ちゃんのシーンは怪獣に対して本当にびびってる感じがすごく良かったんですよね。
私が監督なら「ストップ」言いたくなりますよ。かわいそうすぎて。そんなビビんなくてもいいんだよ、って。そのぐらいです。
戦闘シーンが見にくすぎる
次に残念だったなと思った点。
戦闘シーンが見にくくて、何やってるのかよくわかりません。
この映画、みんなが一番期待しているのが「イエーガーと怪獣との戦闘シーン」だと思うんですよ。
それが全然みえねぇ。
雨が降っていたり、夜の海だったり、海底だったり…いや、見ずらいよ。
もっと明るく広いところで戦いを見たかったです。
だから怪獣も魅力的なものが多かったように思いますが、それも見にくいせいでイマイチわかりずらかった。
もっとじっくりと敵の特徴などを見た上で戦ったら面白かったのにな、と思いました。
イエーガーの見せ場のなさ
今回主なイエーガーは全部で4体出てきました。
それぞれ個性的で良かったのですが、いかんせん見せ場がなさすぎた…あまり強くなかったんです。
話の中では「過去に5体倒した」とか言ってるんですが、そのシーンがほぼない。で、出てくるのはほぼやられてしまうシーン。
特に中国の3兄弟の腕が三つある「クリムゾン・タイフーン」は見た目カッコよかったのでもっといいシーンを見たかったです。
これ言ったら蛇足ですが・・・
パイロットの位置に関して、シンクロさせて動かすならわざわざロボットの頭の部分じゃなくていいだろ、と。
敵の攻撃を受けやすい場所で、しかも脆そうな部分にパイロットを入れておくのは無謀すぎないか、と。
日本語の使い方
無理に使わんでもいいよ。
これはどの海外映画にもあることなんですが、外国人が日本を発音すると完璧に「違和感」が拭えていない場合が多いです。
もちろんそれは聞いている私が日本人だから、というのもあります。
それを踏まえても『無理あるな』と思わざる得ない時が多々有ります。
中途半端に使うぐらいなら無い方が全然自然です。
これらのことから、設定やヴィジュアル、配役はよかったのに肝心の戦闘シーンの見にくさや見せ場の少なさで「非常にもったいない」印象でした。
ただまあ、この映画に対して何が言いたいかって言ったら、あの完璧な演技力を見せた・・・
芦田愛菜ちゃんが一番の怪獣ですよ。