このページに書いてあること
マーベル作品初のアジア人が主役となったMCUフェーズ4の映画「シャン・チー -テン・リングスの伝説-」の映画感想文です。
結論から言うと・・・
予想をいい意味で裏切られました。
同じアジア人として期待もしつつ、主演のシム・リウを見て『ああ、こんな感じなのね』とちょっと心配しながら見ました。
これで本当にメインが務まるのか、と。
すごい地味だと思ったらすごい派手でした。
小学校2年生レベルの感想ですが、そんな感じです。
一番心配していた「地味」という壁が崩壊し、「10個の腕輪、いる?」とすべてを否定してしまうほどの「派手」が待ってくれていたのは最高でした。
見るにあたって一番気になっていたのが「マーベルでカンフー、大丈夫か?」というところ。
宇宙人やら神様やら出てきちゃう世界線で「カンフーオンリー」に荷が重すぎるんじゃないかと。
カンフーはめちゃくちゃ好きです。香港映画は大好きですし、死ぬまでに会いたいアジア人1位はずっとジャッキー・チェン。不動です。
だからこそ心配。マーベルの世界でカンフーをメインとした映画をやり、それが失敗した場合。世界中のマーベルファンから今後「あ、カンフーっすか」ぐらいに思われてしまうかもしれない。
そしてはじまった映画。
最初のアクションシーンであるバスの中の戦い。
そしてビルの足場での戦い。
ま、まずい…ここだけ見たらただの「ラッシュアワー」じゃないか。
ここまでの展開ではやはり心配が消えません。頭に声が聞こえてきます。
「これじゃラッシュアワーの方が10倍おもしろいわ」と。
やっぱりマーベルにカンフーは荷が重すぎたか…
その後、兄妹のネックレスを竜の目に当てはめると秘密の地図が…話ズレますけど、この手の仕掛けはいつまで続くのでしょうね。
そして神秘の村ター・ローに到着。
九尾の狐、麒麟、唐獅子(中国の獅子)そして竜。伝説の動物が住む村の登場に、俺の心配は完全に期待に変わりました。
これです、これ。「この映画には荷が重すぎる」なんてことは全くなかった。カンフーと中国の神話の生き物を絡める技。合わせ技一本です。シャン・チー大勝利確定。
しまいには変な気持ち悪いコウモリがたくさん出てきてしまい、そこからは急遽「人間VS闇のモンスター」の異種格闘技戦へ。
この時にはもう俺の頭にいた「ラッシュアワー」の2人はどっかに行ってしまいました。
あと好きなシーンがありまして。
村にテン・リングスが攻めて来た時、おじいちゃん兵が「帰れ!」的なことを言ったんですね。
おお、果敢に立ち向かおうとするおじいちゃん兵、かっこいい…
するとお父さんが「黙れ小僧。俺はお前の10倍以上生きているんだ」って言い返します。
すると…あれ?黙ってしまうおじいちゃん兵…
負けるな。言い返せ。「ええっ?そうなの?全然年上に見えないけど…」って顔すな。
まとめると、この映画はおもしろかったです。中国の良さをちゃんと使ってきててド派手だし、観てない人にはおすすめしたくなりました。
まあ一部の視聴者には「マーベルっぽくないから嫌だ」とか「主要キャストがブサイクで見る気にならない」という意見もあるようで。
確かにマーベルの世界観からするとちょっとヒーロー感は薄いかもしれせん。
赤い服着ているだけで顔も隠す気なし。見た目はヒーローというより強い一般人。
最後の戦いも竜が目立ちすぎて人間みんな霞んでましたから。
でもこれはストーリー的に仕方ないと思います。今後のMCUに期待したいですね。
他のヒーローたちと混ざって戦えば、逆に個性が出てヒーロー感が出るんじゃないかと。
あと「キャストがブサイク」は…ただの悪口じゃないか。やめよう。
シャン・チー /テン・リングスの伝説はアマプラでも見れます
マーベル映画「シャン・チー -テン・リングスの伝説-」はディズニープラスやアマゾンプライムビデオで視聴可能です。
映画関連のオススメ投稿はこちら
【まとめ】映画「ハングオーバー!」シリーズ全3作品を公開順で紹介
映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」が残念だった理由