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【まとめ】魚住久江シリーズの各あらすじを最新作まで順番に紹介

【まとめ】魚住久江シリーズの各あらすじを最新作まで順番に紹介
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誉田哲也さんの小説「魚住久江シリーズ」を読みたいと思っている方へ、シリーズの順番やあらすじ、それぞれの特徴を解説しています。

「竹内結子」や「二階堂ふみ」といった名女優が演じた女性刑事の人気シリーズといえば…誉田哲也さんの【姫川玲子シリーズ】です。

そして、同じ世界線で活躍するもう一人の女性刑事を知っていますか?それが・・・

魚住久江シリーズ

優秀ながらも捜査一課から離れ、独自の視点で事件を追う、ちょっと優しくてちょっと悲しい警察小説です。

今回は魚住久江シリーズの、

  • 魚住久江シリーズとは?
  • ドラマ化は?
  • 読むべき順番は?
  • 姫川玲子との関係性は?

をまとめました。

魚住久江シリーズとは?

警視庁練馬警察署に勤務する42歳の女性刑事「魚住久江」が、街で起きる犯罪に立ち向かう警察小説シリーズです。

彼女の配属先は強行犯係。【殺人まではいかないが人が怪我をする、または犯罪性がある】と判断された事件を担当します。

警察官といえば、犯罪に対して強く激しく取り扱うイメージがありますが、魚住久江は少し違います。

彼女は自分の目で判断し、人の気持ちに寄り添う捜査で真実を明らかにしていきます。

彼女の優しさと人間らしさ。そしてほかの警察小説と比べても事件がマイルドなところが人気の秘訣でしょう。

ドラマ化は?

魚住久江シリーズは過去に「テレビドラマ」にて実写映像化されています。

魚住久江単独の書籍が二冊しか出版されていないため、数は少なめです。

しかし2012年に放送されたドラマの魚住久江役は、女優の「松下由樹さん」が、

そして2020年には女優の「檀れいさん」が演じています。

やはり名女優が演じていますね。さすがです。

魚住久江シリーズの順番は?

1:ドルチェ
2:ドンナ・ビアンカ
3:マリスアングル(姫川玲子シリーズと合作)

2025年現在、魚住久江シリーズは全3冊が出版されています。

1:ドルチェ (2011)


最初にして魚住久江の魅力がたっぷり詰まった短編集。

記念すべき魚住久江シリーズ1冊目です。

全6話の短編集で、その辺で起きそうな事件から、ちょっと不思議な事件まで、バランスよくまとまった読みやすい一冊。

なお「新潮文庫」から出た本は6話ですが、「光文社文庫」から出た本には追加で短編が1つ追加され、全7話だそうです。

今から買う人は「光文社文庫」バージョンをおすすめします。

ちなみに私が買ったのは新潮文庫版ですちくしょう

あらすじ

誰かの死の謎を解き明かすより、生きている誰かのために捜査をしたい――。練馬署の女性刑事・魚住久江が、古巣の警視庁捜査一課からの誘いを断り続けている理由だ。女子大生が暴漢に襲われ、捜査線上には彼女と関係のあった複数の男性の存在が浮上する。
引用:Amazon内容紹介

「ドルチェ」の読書感想文はこちら

2:ドンナ・ビアンカ (2020)


あれ?コレ本当に警察小説?恋愛小説じゃなくて・・・?

魚住久江シリーズの最初の長編作品。

純粋な気持ちが次第に汚されていく不快さ。事件自体にインパクトはないのに、圧倒的に引き込まれていくストーリー。

不器用な恋愛と、久江の人間性がここまで愛称が良いとは…見事な一冊。

あらすじ

孤独でうつろな人生を送る男が見つけた、ささやかだけど本気の恋。
それが男を地獄へと招く――。
中野署管内で外食チェーン専務と店長が誘拐された。
練馬署の魚住久江も捜査に招集されるが、身代金受け渡しは失敗に終わってしまう。
やがて捜査線上に浮かぶ一人の中国人女性。久江は事件背後にある悲しい真相に迫ってゆく。
引用:Amazon内容紹介

3:マリスアングル (2023)

誉田哲也さんの大人気シリーズ姫川玲子と魚住久江が合流する、クロスオーバー作品。

どちらかを知らなくてもおもしろいし、どちらも知っていればさらに2倍おもしろいのでお得。

内容としては「姫川玲子シリーズ」に魚住久江が合流する形なので、事件の闇の深さは「姫川玲子シリーズ」です。かなり深めで、足つきません。

比較的マイルドな「魚住久江シリーズ」。久江と玲子のコラボレーションはいかに?

あらすじ

塞がれた窓、防音壁、追加錠……監禁目的の改築が施された民家で男性死体が発見された。警視庁捜査一課殺人班十一係主任、姫川玲子が特捜に入るも、現場は証拠が隠滅されていて糸口はない。犯人はなんの目的で死体を放置したのか?
引用:Amazon内容紹介

読むべき順番は?

3冊しかないので、あまり順番を気にする方も少ないと思いますが・・・

やはり最初から順に読むのをおすすめします。

理由としては、

一冊目は短編集で読みやすいこと。そして二冊目は一冊目に登場したキャラが登場すること。

しかし、内容は続いているわけではないですし、「短編集はあまり好きではない」という方は、二冊目の『ドンナ・ビアンカ』から読むのもアリだとは思います。

ただ、三冊目の『マリスアングル』はぜひ【姫川玲子シリーズ】を読んだ後にいってほしい。

どうせ読むならお得に楽しみたいじゃないですか、ね?奥さん。

姫川玲子との関係性は?

魚住久江と姫川玲子は、誉田哲也さんの小説世界における別シリーズの主人公同士。

性格も捜査スタイルもかなり対照的ですが、同じ警視庁に所属する刑事として交わります。

魚住久江は元警視庁捜査一課の一員。

姫川玲子は現在警視庁捜査一課の一員。

年齢は魚住久江の方が上のため刑事としての経験は勝りますが、姫川玲子には若さゆえのスピードと判断力があります。

2人が合流する『マリスアングル』では、姫川玲子の事件に魚住久江が協力します。

もしかすると、今後逆のパターン。魚住久江の事件に姫川玲子が絡むことがあるかもしれませんね…!

まとめ

誉田哲也さんの「魚住久江シリーズ」は2025年8月時点で3作品出版されています。

警察小説は読みたいけど、あまりドぎついのは苦手だ…

そんな方におすすめの魚住久江シリーズ。ぜひ。

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