このページに書いてあること
PS4のゲーム『Days Gone(デイズゴーン)』をプレイした感想を、良いところ・悪いところに分けて紹介します。(ネタバレなし)
生き延びろ。敵だらけの世界で。
謎のウィルスにより荒廃したアメリカが舞台の、アクションゲーム『Days Gone』(以下デイズゴーン)
人間社会が崩壊して2年あまり。パンデミックにより狂気と化した“感染者”たちが蔓延する世界。そんな極限状態で、生存者たちは生きる理由を探していた――。
なお、このゲームが発売されたのは2019年です。
4年以上前のゲームに対する感想は「今さら感」がありますが、このゲームをプレイする人は今後も現れると思います。
そのぐらいおもしろく、ハマったゲームです。なにせ2023年に一番プレイしていたゲームが「デイズゴーン」でしたから。
デイズゴーンの良かったところ
ストーリーがシンプル
「デイズゴーンの何が良かった?」と聞かれたなら、俺は「ストーリー」だと答えます。
ストーリーがすごくシンプルなんです。言ってしまえば「ありきたり」。
逆に『え?この時代に、それでいいの?』と聞きたくなるぐらいです。この手の映画やドラマを見た人、ゲームをした人は『どっかで見たことあるな』と声を揃えて言います。
ただ、それがいいんです。
フリーカーと呼ばれるウィルスの感染者。そんな世界で生き抜こうとする2人の男たち。仲間との出会い。別れ。裏切り。そして再会・・・
これ、ほぼウォーキング・デッドです。
逆に言えば、これはいわゆる「海外ドラマを見ているような感じ」です。
ストーリーが「ありきたり」だからこそ、ストーリーにのめり込みやすい。わかりやすいストーリーじゃないと感情移入がしにくいので。
これはゲームにハマる大きなアドバンテージになります。
襲いかかるフリーカーの大群
デイズゴーンには「フリーカーの大群」が登場します。
いわゆる、ゾンビがいっぱい出てくるんです。
ゾンビの大群が『ワァー!!』と一斉に襲いかかってくるんですよ。もう「マシンガン連発すればよくね?」とか言ってられません。そういうレベルじゃないんです。
小さめの中学校の全校生徒、ぐらいいます。
そんな数を相手するには戦略だったり、強力な武器が必要になります。
爆弾投げまくって、
火炎瓶投げまくって、
マシンガン撃ちまくって・・・
それでもダメで、ダッシュで逃げます。
そのぐらいのインパクトと難易度。何度殺されたか覚えてません・・・
しかし。だからこそ「フリーカーの大群」を撃ちまくる爽快感と、ようやく倒せた時の達成感。
この「大群」というコンテンツがなかったら、デイズゴーンにここまでハマってなかったです。
バイクでの移動で感じる疾走感
デイズゴーンの特徴として欠かせないのが「バイク」です。
主人公の”ディーコン”はさすらいのバイカーです。バイクは彼にとって「魂」のようなもの。
ゲームでも移動はほとんど全てバイクでの移動になるのですが、これがまた楽しい。
ゲームの舞台はアメリカのオレゴン州。
アメリカでも比較的カナダに近い地域です。
実際のオレゴンと同じく、ゲームの中でも自然豊かな場所が多く、野生の動物もたくさん生息しています。
そんな大自然をバイクで走り回る楽しさ。車ではなくバイクというところが疾走感あっていいですね。
そしてこの「バイク」というコンテンツで面白いのが、ガソリンという概念。
ガソリンがないと普通に山の中で押して歩くことになりますし、オープンワールドゲームでお馴染みの「ファストトラベル」もガソリンがないとできないんです。
一度行った地域や街に一瞬で行ける方法。オープンワールドのゲームだと、プレイヤーに移動に時間と手間がかかってしまうため、簡単に移動できるシステムがある。
最初ゲームを始める間に『ガソリンがないとファストトラベルできないのがめんどくさい』というレビューをみました。
実際やってみると、確かに「ガソリンを使った移動方法」は、多少めんどくささを感じました。
いざという時にファストトラベルができなかったり、山の中でガゾリンがなくなってしまい『この辺にエネオスありませんか』と思いながらバイクを押したり・・・
しかし、そのめんどくささよりも、「エコな生活を心がけよう」と思いながら行動するのが妙にリアルで楽しかったです。
ブーザー
主人公には「ブーザー」という名の相棒がいます。
コイツがまた・・泣かせにくるんです。
ネタバレになるので詳細は書きませんが、最初はなんだか「邪魔なやつだ」と思っていたんです、私も。
『大丈夫、大丈夫』という割に全然大丈夫じゃないし。「もう置いていってしまえ、そんなやつ」と最初は思いました。
しかし話が進むにつれ、
ブーザーが幸せにならなかったら、PS4を窓からぶん投げる
と思うほど、彼なしでは考えられないゲームになっていきましたね。
これも最初言っていた「ストーリーの良さ」があると思います。
見た目は頭にタトゥー入ってる怖いおじさんなんですけどね。
デイズゴーンの悪かったところ
大群に勝てるようになるまでがキツい
先ほど「デイズゴーンの良かったところ」で紹介したフリーカーの大群に関して。
確かに倒せるようになれば爽快感や達成感はあります。
しかし「倒せるようになれば」です。
ゲームの序盤では武器も道具も十分ではないため、倒すのが非常に難しく、ほぼ逃げることしかできません。
バイクを降りてアイテムをせっせと拾っていたら、いきなり大群がひょっこり現れて、一瞬の内に殺されることもよくありました。
またなんとかフリーカーを振り切り『バイクに乗って逃げよう』と思ってバイクのとことまでいったら、なぜかバイクが倒れてる・・・
「よっこいしょ」なんてバイクを起こしているうちに、フリーカーの波に飲まれて『うぎゃー』です。
なので序盤はひたすら逃げることしかできず、プレイヤーにとってはストレスが溜まるでしょう。
バイクの修理
移動手段となるバイクですが、これも壊れてしまうと修理が必要になる、というリアルな仕様。
しかもバイクが結構壊れやすく、修理に必要なアイテムも使う頻度が多いので、それなりに貴重でして…
「直したくても直せない状況」がたびたび発生します。
するとまた『この辺にオートバックスありませんか』と思いながらバイクを押して歩くことになったり・・・
そして最高にイライラするのが、ランダムに発生する「敵の待ち伏せ」。
野盗と呼ばれる敵が道に罠を仕掛けたり、見えないところからスナイパーライフルで狙ってたりするんです。
そしてバイクの走行中にその攻撃を受けてしまうと、大ダメージを受けるだけでなく、バイクにも大きな損傷を与えます。
バイクを完璧に修理して、「さあ次のイベントへ行こう」なんて思っていたら、いきなり敵の待ち伏せでバイクが破壊される・・・
ブチギレますよ、本当に。
生き延びろ。敵だらけの世界で。
今回紹介したDays Gone(デイズゴーン)。プレイして感じた「良かったところ」と「悪かったところ」を紹介しました。
発売から時間の経っているゲームではありますが、ストーリーに良い意味で「目新しさ」がありません。
なので、今からでもこれからでも。どんなタイミングでも遊べるゲームだと思います。
ゾンビゲームやオープンワールドゲームなどが好きで、まだプレイしたことない方はぜひ。