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【感想】邦題のせいで思ってたのと全然違う映画「ブレイン・ゲーム」

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このページに書いてあること

アンソニー・ホプキンス主演のサスペンス映画「ブレイン・ゲーム」を見た映画感想文です。

特殊な力を持った医者がFBIと共に連続殺人犯を追うサスペンススリラー映画「ブレイン・ゲーム」。

一言で言うなれば、

邦題のせいで思ってたのと全然違いました。この邦題つけた担当者は多分映画見てないね。

もう原題と邦題が全然違うんですよ。

この映画を見終わった後「なんか違うなぁ」って思った人、大勢いますよ。



映画「ブレイン・ゲーム」レビュー感想

これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。

まずYouTubeに上がっている予告編を見て思ったんですけど、

まずこの予告編自体がおかしい。能力者VS能力者って。そもそもそんな内容じゃないですし。

「能力を使って人を殺そうとする犯人を、能力を使って阻止しようとする」なら能力者VS能力者とも言えるんですけど、ジョン(アンソニー・ホプキンス)は翻弄されるだけですからね。

最後も結局チャールズ(コリン・ファース)の予期した通りの結末になりました。これじゃチャールズの生き様を見ただけの映画ですよ。

だから邦題の「ブレイン・ゲーム」に違和感ありまくり…というか『全然違うじゃねーか』レベル。

ちなみに原題は”Solace”。映画の冒頭にも出てましたけど、意味は・・・

solace:(心を)慰める、(苦痛を)和らげる

確かにこれをタイトルにして「慰め」とかにしちゃうと犯人の動機に気づきやすくなるし、ちょっと重いヒューマンドラマみたいになるのでアレですけど。

ただ「ブレイン・ゲーム」はなぁ…

カイジの限定ジャンケンの方がよっぽどブレインゲームだからね。

もうこの映画のプロモーション担当者に問い詰めたいですよね。「本当にこの映画を見たのか?」と。そして「カイジを見ろ」と。

あと見ていて気になったのは、電車の中でチャールズがジョンに「人殺しになるのはどうだ?」「私は人殺しじゃない」「7分後にそうなる」みたいなシーンありましたね?

でも事件が終わったあと、実はジョンは苦しむ娘を安楽死させていた、というのがわかりました。

ってことはチャールズはそのシーンについて知らなかったということ?

この辺が曖昧でしたね。チャールズにも見えるものと見えないものがあるということでしょうか。うーん。

最後にちょっと不満点というか、あの断片的に見える映像みたいのが映画の中でちょいちょい出てくるやつが退屈すぎました。

何回出すんだ、と。

ちょいちょいカッコつけてるコリン・ファースにもウンザリしましたし。

ていうかコリン・ファースがバックライトの中、両手を広げて十字架みたいになるシーン。あれ完全に笑わせにきてる。

あと、メインのキャラの名前を「ジョー」と「ジョン」にするのやめてくれ。途中までどっちがどっちかわからないまま見てました。

ってなんか文句ばっか書いてしまいましたが、この映画の俳優陣はめちゃくちゃ良かったと思います。

特に途中死んでしまったジョー役の”ジェフリー・ディーン・モーガン”

ジョーが病院のベッドで「まだ生きたい」とジョンに伝えるシーンは、最近見た映画の中でずば抜けて心震えました。

本物の俳優です、あれは。それだけでもこの映画の価値あると思います。

ただやっぱり「ブレイン・ゲーム」はないけどね。絶対。




「ブレイン・ゲーム」はプライムビデオで

ブレイン・ゲームはプライムビデオで配信中。(2023年2月現在)

他にもおすすめ映画の紹介や感想を書いています。

お時間ある方はぜひ。

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