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2023年に読んだ小説の中で、おもしろかった5作品を紹介します。(発行年数は関係なしです)
2023年も自分のペースで小説や本を読みました。その数、18冊。
2022年が合計20冊だったので、少なくなってしまいましたが、面白い作品はたくさんありました。
ということで、
2023年に読んだ小説の中で、おもしろかった5作品を紹介します。
読書家とは言わないけど、マイペースに読んでる方へ次に読む小説の参考になれば幸いです。
2023年に読んでおもしろかった小説TOP5
ノワール・レヴナント / 浅倉秋成
小説のストーリーの設定内容と世界観でいえば、
人生で読んだ本の中でもベスト5に入るほど「好きっ!」でした。
「面白い」とか「感動する」とかではなく、「好きっ!」です。
もちろん面白いし感動もするのですが、とにかく登場人物と設定が好きでしてね。内容的にはちょっとフィクションなんですが、その「ちょっとさ」が絶妙で。
本で読むと700ページ越えの結構な大作なので、人にオススメすると『時間があったら読むわ』とかわされてしまうことが多いのが個人的に悔しいですが・・
なお、こちら浅倉秋成さんのデビュー作。
浅倉さんの作品といえば、「六人の嘘つきな大学生」が一番知名度あると思います。
どちらも好きですが、個人的にはこの「ノワール・レヴナント」の方が好きですね。
・・・じゃなくで「好きっ!」ですね。
ノワール・レヴナント あらすじ
他人の背中に「幸福度」が見える。本の背をなぞって中身をすべて記憶する。毎朝5つ、今日聞くセリフを予知する。念じることで触れたものを壊す。奇妙な能力を持つ4人の高校生が、ある少女の死の謎を追う。
Amazon内容紹介から引用
出版禁止 死刑囚の歌 / 長江俊和
長江俊和さんの禁止シリーズ、その第二弾となる「出版禁止 死刑囚の歌」。
内容はタイトルからも伝わる通り、かなりキツい感じなんですよね。子供の死が出てきますし。
しかし、この禁止シリーズの第一弾となる「出版禁止」がかなり好みで、内容も面白かったので、次のシリーズも読んでみました。
結果、やっぱり面白かったですね。
この作品のキーとなるのが「和歌」。
その和歌にたくさんヒントが散りばめられています。一種の暗号のようなもので、その中のヒントを見つけるのが楽しすぎる。
そのヒントを解読するために自分も図書館でノートを開いて考えまくったほどです。
わかった時は、隣に座ってたおっさんにハイタッチしそうになりましたから。
出版禁止 死刑囚の歌 あらすじ
柏市で幼い姉弟が殺害された。犯人は死刑判決を受け、刑も執行されたが、最後まで動機は不明だった。事件から22年後。向島で凄惨な一家三人殺傷事件が発生する。殺害されたのはなんと柏の事件の…。本当の鬼畜は誰なのか。
「TRC MARC」の商品解説から引用
運命の恋をかなえるスタンダール / 水野敬也
突然ですが、
世界にいる作家の中で一番好きで尊敬しているのが水野敬也さんです。
水野さんといえば、やっぱり「夢をかなえるゾウ」シリーズが有名で、好きですが・・・
同じくらい好きなのがこの「運命の恋をかなえるスタンダール」になりましたね。
恋愛経験ゼロの30歳の女性が主人公で、ベースは恋愛小説。恋愛に対するテクニック満載で、普通に「超」タメになります。
さらにそこに「不思議」と「感動」がこれでもかとトッピングされていて・・・
浅い言い方すると、「すごく良い本」なんです。
作中で『ヴォレ!!』という掛け声が出てくるのですが、これはみんな使った方がいい。
恋愛において一歩を踏み出せない人には、この本を手に取ってください。
迷っている人に、俺は『ヴォレ!!』と叫びます。
運命の恋をかなえるスタンダール あらすじ
恋愛経験ゼロ、三十路の文学女子に“モテない文豪”スタンダールが奇跡を起こす―。「夢をかなえるゾウ」「スパルタ婚活塾」の著者水野敬也が贈る愛と笑いの長編恋愛小説。
Amazon内容紹介から引用
ルージュ~硝子の太陽~ / 誉田哲也
竹内結子さんや二階堂ふみさんでドラマ化された人気シリーズ「ストロベリーナイト」。
この原作がいわゆる「姫川玲子シリーズ」ですね。
そしてこの「ルージュ~硝子の太陽~」は姫川玲子シリーズの第8弾となります。
「姫川玲子シリーズ」は基本的に『マジか』ってぐらい内容も描写もキツめ。
今回もトップレベルにキツく、しかもいきなりアクセル全開でくるので、犯人に対してブチギレて血管切れそうになリました。
そういった理由で、正直今作は終盤まで「今回はハズレだな・・」と思って読んでいたのですが。
最後の最後で主人公の姫川玲子が俺の言いたいことを全部言ってくれましてね。
本気で惚れそうになりました。
ルージュ~硝子の太陽~ あらすじ
世田谷区祖師谷で起きた母子三人惨殺事件。被害者が地下アイドルだったこともあり、世間の大きな注目を集めていた。真っ先に特捜本部に投入された姫川班だが、遺体を徹底的に損壊した残虐な犯行を前に捜査は暗礁に乗り上げる。
やがて浮上する未解決の二十八年前の一家四人殺人事件。共通する手口と米軍関係者の影。玲子と菊田は非道な犯人を追いつめられるのか!?
Amazon内容紹介から引用
星降り山荘の殺人 / 倉知淳
雪の降る山奥のコテージ。突然起こる殺人事件。そして雪で孤立されてしまう登場人物たち。
「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」を読んできた人なら『またかよ』と声が出てしまいそうなシチュエーション。
そんな鉄板シチュエーションでの推理小説ですが、しっかりと面白かったです。
鉄板シチュエーションだからこそ、自分で色々推理しながら読めるところが良く、感情移入もしやすかったように思います。
ミステリー初心者は読みやすく、ミステリー慣れしている人には推理にチャレンジできる、ということでオススメな一冊。
ただ個人的には事件以外の部分で『ああああああああ!』となってしまいました。
感想記事も書いたので、この「星降り山荘の殺人」を読んだことある方はぜひ読んでください。
星降り山荘の殺人
雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?
Amazon内容紹介から引用
お得に読むならKindle Unlimited
今回紹介した5作品のうち、「ノワール・レヴナント」と「運命の恋をかなえるスタンダール」はKindle Unlimitedで読めるようです。お得ですね。
初めての方は無料の期間がありますので、使い勝手はぜひ無料期間でお試しください。
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