こんな方におすすめの本でした
- やりたいことがなくて人生に迷っている人
- 引き寄せの法則について知りたい人
- 小説以外は読むのが苦手な人
『もういい年齢なのにやりたいことも特にない…』『あいつはあんなに立派にやってるのに、俺は何やってるんだろう』そんな風に思ってしまうこと、ありませんか?私は…残念ながらよくあります。
そんな自分を変えるヒントはないか、と思い見つけたのがコルクさんの著書「ふしぎな村の村長の教え」です。
内容は引き寄せの方法を軸に、より良く生きるためのヒントが幅広く書かれています。構成は小説のようなストーリー仕立てになっていて、読みやすいのも特徴です。何かはわからないが、漠然と何かを求めている。そんな方にオススメです。
今回はこの本で私がためになった箇所を厳選していくつかご紹介します。
自分を苦しめているのは自分の「思考」
人生であれこれ悩むこと。これの正体は「思考」。つまり自分自身の考え方、自分自身が行った意味づけです。
何か出来事が起きて、それに対して「嬉しいな」や「最悪だ」など自身の思考が動き出します。そしてその思考は、自分自身の価値観から来ているというのです。そしてそれは癖になると。
本の中ではその癖をハビット思考と呼んでいます。ハビットは英語の”Habit”、意味は「(個人的な)習慣、癖」です。
しかし癖というのは無意識に行ってしまうもの。そんなハビット思考をしない方法なんてあるのか?
それは、自分がハビット思考の中にいることに気づき、ハビット思考の外に出ること。頭が勝手に作り出す癖に振り回されるのではなく『あ、今ハビット思考に入ってるわ』と気づくこと。
そうすれば、純粋に事実だけが見えてきて「悩んでいても何も解決しない」ということに気付けるのです。そして残された手段は1つ、行動です。
なぜ悩む?正解か不正解か知りたいから
そもそもなぜ悩んでしまうのか?それは「自分の決断が正確か不正解か知りたいから」です。
会社を辞めてフリーランスになる。気になっていた家電を買う。好きな子をデートに誘う。その前に悩んでしまうのは、正解となる選択を知りたいからですよね?逆に言えば、自分の選択で失敗したくないとビビってしまう。
これは学校教育が関係していると本では書かれています。正解すると点数がもらえる。学校に通っていた方なら誰でもそういったテストを散々やってきたと思います。しかし、社会に出ると答えがないことも多いです。そして我々の人生もまさに「答えのない問題」です。
正解か不正解か考えてしまうことも無意識にみんなが考えてしまう癖、「思考」ですね。解決方法はあるのでしょうか?
それは「行動する」こと。行動して、その結果を元に改善していく。それがベストで唯一の方法だというのです。
だから行動する前に悩むことに意味はなく、行動してから「次はこうしよう」と改善するしかないということですね。言ってみれば【不正解であったとしても不正解ではない】ということです。これぞまさに哲学。
読んだ後、あなたはどうするか
本「ふしぎな村の村長の教え」を紹介しました。
ストーリー仕立てになっており、本を読みながら自分も体験できるところが非常に良かったです。また良い意味でストーリーは浅く、さっと読みやすいところも良かったです。
本の中で紹介されたことの中で、気になったものを他の本で深掘りしていくのが効果的だと思います。人生に不安や不満はあるけど、具体的に何を知りたいかわからない、という方にオススメです。
なお、今回紹介した中で「行動」という言葉が出てきました。行動に関して関連するオススメ本も紹介していますので、気になる方は是非ご覧ください。