こんな方におすすめの本でした
- 先延ばし癖を直したい人
- ギリギリにならないと動けない人
- 問題の本質を知りたい人
歯の定期検診が大事だから、と言いつつ虫歯になるまでいかない…午前中のうちにこの資料作っちゃおう、と思いつつ定時間際で焦って作る…先延ばし癖のある私の、ここ最近の「先延ばしたもの」がこちらです。
このような小さな先延ばしから、大きな先延ばしまで。ギリギリなってやっと動き出す方には助けになる本「やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ」を読みました。
根本的な問題はわかっているのになんとなくダラダラしてしまう。そんな人のために改善のための様々なアプローチが満載です。私自身、先延ばしすることが少なくなりました。
そんな先延ばし癖のある私が、ぜひ実践したいと思えたコツを厳選していくつか紹介します。
面倒なことは、前日にちょっとだけ手をつけておく
第1章の行動に「初速」をつける方法から。
私の経験上、何かしないといけないとき、いつも壁になるのが最初の一歩です。とにかく最初に行動できればその後が続く、ということはあります。
例えばジムに行くのは面倒だけど、ジムに行ってしまえば『せっかく来たし頑張るか』と頑張れる。こういった経験は先延ばしあるあるかもしれません。
そこで試したいのが「面倒なことは、前日にちょっとだけ手をつけておく」という戦法。先延ばし癖を治すのは自分との戦いです。なので戦法と呼ばせていただきます。
このジムに行けない問題の場合、私が前日にやったことは「運動着を着て寝る」という作戦です。すると朝起きた瞬間に『もう顔と歯を磨いたらいけるぜっ!』の状態になっています。これが最初の一歩をかなり小さくしてくれました。
本ではこの戦法のメリットが2つ紹介されています。
- 行動に対するハードルがさがる
- 物理的なアクセスタイムが早くなる。
【朝起きた瞬間に『もう顔と歯を磨いたらいけるぜっ!』の状態にさせておく】はまさにこの2つのいいところを含んでいますね。
自分との約束にも「締め切り」を設定する
第2章の「行動ブレーキ」の外し方から。
先延ばしにしていることは大抵「締め切りがないこと」が原因です。午前中に作ろうと思っていた書類も、実際の締め切りは退勤前。だから結局退勤までにはやろう、という気持ちになってしまう…
それならば「午前中に締め切りということにして、頑張って午前中やろう!」…と思っても、やらない。わかります。『そんな気持ちで治ったらとっくに先延ばし癖なんてなくなってますわ』って話ですよね。
しかしこの本で紹介された方法にはちょっと特別なことが書いてありました。それが「スケジュール帳に書いて具現化する」戦法です。
そうなんです。思っているだけではダメで、具現化することでその効力が強くなるんです。思っているだけなら先延ばししても、その「先延ばした事実」は見えません。しかしスケジュール帳に書いてしまったらずっとその事実が残ります。
スケジュール帳に無駄な文字が…これはA型の私からしたら発狂ものです。
「結果目標」ではなく「行動目標」に注目し、悪循環から抜け出す
第3章の行動マインドの作り方から。
先延ばし癖の嫌な副産物として「また先延ばしにしてしまったダメな自分」と感じてしまうことがあります。小さな先延ばしならあまり感じませんが、『去年誓ったはずなのに今年も同じこと言ってる…』など、大きな先延ばしに気付いた時に感じてしまう自己嫌悪感です。
一度こうなると、その目的や目標自体にめんどくさくなり、せっかく前はついていた火も消えてしまいます。そして目標自体を見失う負のスパイラルです。
本の中では「結果目標」ではなく「行動目標」にフォーカスすることが有効、と書いてあります。これはどんな戦法でしょうか。
例えば「資格を取る」「10キロ痩せる」などは【結果目標】です。それに対して、「資格の本を読む」や「毎日ウォーキングする」というのが【行動目標】です。
結果だけを見て一喜一憂するのではなくゴールに到着することへの意識は置いておいて、ゴールへの道を歩いているかどうかに意識を置く。例えば資格の本を1ページでも読む。そうすれば【行動目標達成】です。読む前よりもゴールには数センチでも近づいています。この事実に意識を置くのです。
そして行動目標を意識しながら努力しつつ、最終的には結果目標の首を狙う!まさに戦なのです。
最後は自分次第
本「やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ」を紹介しました。
戦い方を学んでも、実際に戦えるかどうか、いや「戦うかどうか」は自分次第です。この本はその手助けをしてくれると思います。私も絶賛努力中です。気になる方は是非読んでみてください。おすすめです。
なお、特に私が為になったコツは最後に紹介した「行動目標に意識する」というものです。ちょっとでも動けば、毎日数センチでもゴールに近づいている。ちょっとでもやればいいので、完全に先延ばしすることは少なくなりました。
なお芸人の厚切りジェイソンさんも同じようなことを言っていました。こちらも非常におすすめですので気になる方は是非ご覧ください。