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70年代ミステリー小説「アルキメデスは手を汚さない」あらすじ・感想

ブックレビュー読書感想文
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このページに書いてあること

小説「アルキメデスは手を汚さない」を読んだ読書感想文です。

1973年に発刊された小峰 元さんのミステリー小説、

アルキメデスは手を汚さない

ガリレオシリーズなどで有名な東野圭吾さんが作家を志すきっかけになった作品だそうです。

一言で感想を言うとしたら・・・

全然ストーリーに乗っていけなかったです。個人的にはかなり読みにくい作品でした。

あと担当刑事が無能すぎてキレそうになりました。


あらすじ

「アルキメデス」という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらにクラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然!大人たちも巻き込んだミステリアスな事件の真相は?’70年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描く伝説の青春ミステリー。
引用:Amazon内容紹介

レビュー・感想

ミステリー小説「アルキメデスは手を汚さない」感想

正直に言って「かなり読みにくさ」を感じた小説でしたね。

その理由はズバリ「ストーリーの時代背景」です。

1970年代の学生たちを描いた作品とあり、かなり今とは違う感覚や言葉遣いに引っかかってしまい・・・その度に集中力が切れてしまいましたね。

これがもっと現代に近い雰囲気だったらもっと面白く読めたように思いました。

あとは内容も嫌な話ですからね。

高校生の死、レイプ、不倫、自殺など・・まあミステリー小説なので仕方はないですが、やはり気が滅入る。

子供が死んでしまった父親と、その父親に恨みがある学生。

もっと言えば「子供扱いしている大人」と「大人は汚いものだと思っている子供」の図式。

この小説は、読む立場によって作品に対する感想が完全に変わる気がします。

70年代ミステリー小説「アルキメデスは手を汚さない」あらすじ・感想

俺はもう大人になってしまったので、この小説の子供たちに対し、

『生意気な学生だな〜』『どんな理屈だよ、それ』

とイライラしましたね。いやに達観しているというか、大人をわかった気になっているというか。

母親の作った弁当に対し、

『あんなの冷凍食品詰め込んだだけで愛情なんてない』

と言い切るバカな高校生も登場しますしね。「自分で毎日作ってから言え」と、そういうことは。

ただ、それ同じぐらい事件を捜査をしていた刑事も頼りなさすぎてイライラしましたけど・・

今書いていて思ったのですが、

「小説のどのキャラクターにも共感できなかった」

「どの登場人物にも自分に置き換えて考えられなかった」

この小説に乗り切れなかったのはこれらが原因だったかもしれません。



あとこれは完全に俺が悪いんですけど・・

アルキメデスってなんのことか全然知らないんですよね。

いや、響き的に人の名前だろうとは思っていましたが、アルキメデスが何をしたのか全然知らない。「星座とか作った人?」っていうレベルです。

このことが小説の世界に入りにくかった原因の1つでもあります。

いやホント無知な俺が悪いんですけどね。

読んだ後の感想というか感覚ですが・・・

この小説の良さってすごく深いところにあるんです。

アルキメデスの偉業、70年代の学生の価値観、子供から見た大人の印象。

この辺が理解できて…というか理解しようとするかどうかで面白さが変わる気がします。

きっと実際に70年代に高校生だった人とかはハマる作品だと思います。

読了後の評価

「アルキメデスは手を汚さない」評価
おもしろさ (3.0)
読みやすさ (2.5)
衝撃度 (3.0)
おすすめ度 (3.0)

刺さった一言

大塚君、これはひょっとしたら大ミスをやらかしたらしいぞ

(中略)

こいつは振出しへ逆戻りだぞ!

小峰元 著「アルキメデスは手を汚さない」講談社文庫

このセリフを担当刑事が凡ミスして言っちゃうのですが・・・

しかもこれ。序盤ではなくまさかの物語が90%終わった後のセリフですからね。

これで本当に振り出しに戻ってたら、読者全員本をぶん投げますよ。




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