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エッセイ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」感想

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このページに書いてあること

お笑い芸人の阿佐ヶ谷姉妹が書いたエッセイ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」を読んだ感想です。

正直に白状しますが。

阿佐ヶ谷姉妹のことはほとんど知らず、ちゃんとしたネタは見たことなかったです。

さらにこれを告白するとファンの方から罵声が飛んできそうですが、

この2人本当に姉妹だと思ってました。

いるじゃないですか「ザ・タッチ」とか「千原兄弟」とか。「池谷幸雄・直樹」とか。「ケイン・コスギ&シェイン・コスギ」とか。

そんな私がエッセイ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」を読んだ感想です。

エッセイ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」レビュー感想

まず何より「2人が姉妹じゃない」ということがわかりまして、その時点で結構びっくりしました。確かによく見ると違うなぁと。

で、実際エッセイを読んでみたら中身も全然違う。2人。

まあ似ているとは思うんですが根っこの部分が全然違うというか。

読んでると「普通なら確実にケンカしてるレベル」で違うんですよ。

家族や夫婦ですらケンカするんだからしなきゃおかしいんですけど。

だからきっと2人は間合いの取り方とか、熱の冷まし方が達人級なんだと思う。剣道とかやらせたらめっちゃ上達すると思う。

あとは2人がお笑い芸人だというところも関係しているはず。

まず、おもしろい。シンプルにおもしろい。

無理やり笑わせにくる感じではなく、自然と笑わされる感じ。

そして内容も普通のことで、芸能人のオーラはないです。その心地よさというか親近感というか。

エッセイはエリコさんとみほさんの交互に続いていきますが、みほさんの一つ目のエッセイの内容が「台所の隅に捨てられた輪ゴム」ですからね。

そしてこのエッセイ本で読める「2人が書いた小説」がすごくいい。

2人は小説を書くのが初挑戦とのことでしたが、そんなことを感じさせないぐらい上手でした。

特にエリコさんの書いた「ふきのとうはまだ咲かない」が素晴らしい。

恋愛小説ですが、正直プロとの違いがわかりません。俺には。

こんなこと言うとプロに怒られそうですが、文字で情景は頭に浮かんでくるし、芸人さんらしく笑わせポイントもあり。

電車で『んふっ』って笑っちゃいましたからね、俺は。

エリコさんが小説家デビューしたら確実に本屋さんにいくでしょうね。

ミホさんの方はエッセイが素晴らしい。割合的にはミホさんのエッセイで笑った数が多いです。

さっきの台所のゴム然り、目の付け所とそれに対する語り口調がもうおもしろい。あとなんとなくだけど「独特のやばさ」みたいなのも漂ってくる。

あとこのエッセイ読んで一番思ったのは「羨ましさ」ですよね。

令和になっても独身だと何かと言われるし、言われなくても世間の目が気になっちゃうところがあるじゃないですか。

でもこのエッセイ読んだらそんな気持ちも払拭されるし、「2人暮らし」っていう新しい可能性を見つけたような気がする。

「一人暮らしは気楽でいい」って聞くんですけどそれは若いうちだけで、ある程度年取ってくると孤独感が常に肩に乗ってるんですよ。

一人暮らしの気楽さっていうのは孤独の上に成り立ってるもので、油断したらいつでもどこでも急にひょっこり話しかけてきますから。孤独が。「寂しい?」って。

ふと独り身のやつが観光地にいっちゃった時の孤独感、知っています?ほんと地獄。

だから「あーじゃあ2人で住めばいいんじゃん」っていう可能性が見えてきたんですね。

かといって他の人と暮らすっていうのも結構ハードル高いですけど、いい距離感を保つ器用さが阿佐ヶ谷姉妹レベルであれば憧れの生き方かもしれません。

最終的に2人が部屋を隣同士で2つ借りて住むことになりましたが、これが最強かも。

まとめ

内容もサクサク読めて、全然疲れない読書ができる阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ。

ファンはもちろん、ふたりをあまり知らない人でも楽しめる本でした。おすすめです。

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