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【ブロガー必読】本紹介「みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門」

おすすめ本紹介「みんなが書き手になる時代の新しい文章入門」deradesuでらです
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  • 「書く」ことを根本的に知りたい人
  • 小手先のテクニックではない技術を学びたい人
  • 余計なものなくコンパクトに教えて欲しい人

こんな方におすすめの本でした。

誰でも簡単にブログやSNSをはじめられるようになり、自分の考えや価値観を文字にする機会が多くなりました。しかし「あなたが書く理由はなんですか?」と聞かれるとうまく答えられない人、いませんか?

なぜ書くのか?どうしたら書いたものが相手に届くのか?そんな知識が詰め込められた古賀史健さんの著書「みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門」を読みました。

私はこれを読み『あーなるほど…!』が止まりませんでした。寝る前に読んだら脳が活性化してしまい寝れなくなったほどです。

私がこの本で特に学べたことを自分なりに解釈しながらご紹介します。

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書く目的は「読者を動かす」こと

なぜ文章を書くのか?著者の古賀さんの答えは「読者を動かす」こと、です。

読んでくれた人の心を動かし、さらには実際に行動もさせる。ただ相手に自分の考えをぶつけるだけではダメだそうです。それではそもそも読んでくれすらしないかもしれません。

じゃあなぜ読んでくれた人の心を動かしたくなるか?それは文章を書く人には「シェア願望」がある、と言います。「面白い映画を観た」という感想記事やレビューも、『みんなも観たほうがいいよ!』というシェア願望があるから。

確かに自分が面白いと思った映画を友人に紹介するときは『今度観てみてよ!』というセリフが必ず入りますし、「面白い映画を観たけど、みんな観ないでね」という気持ちは出てきたことがありません。

そしてシェアする際に必要なのが「自分の主張」=「言いたいこと」です。

当然といえば当然ですが『今日は話題の店でラーメン食べました!』と言われても、読んでる人は『で、どうだったの?』となります。

読者とキャッチボールをして伝える

deradesuでらですbook本小説書評「みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門」

では自分の主張を伝えるためにはどうすればいいのでしょうか?

自分の気持ちを熱く書き連ね、その根拠となる証拠やデータも掲載し、だから最高でしょ!?みなさん!と締めれば伝わるのか。そんなことないですよね。

これはただ1人で喋っているだけで、相手には何も伝わっていません。

例えば友人に『この前あのラーメン屋に行ってさ、少し待ったけどすぐ入れてさ、俺は味噌が好きだから最高に当たりでさ、値段もうちの近くの店より安くてさ…最高じゃない!?』と言っても、友人には何も伝わっていません。なんなら途中から聞いていません。スマホいじくってます。

友人からしたらわからないことがあっても聞けてないので置いてけぼりを喰らいますし、そもそもラーメンに興味なければ最初から聞く気がありません。言葉のキャッチボールができていないのです。

これが文字だとさらに難しくなります。どうやって文字でキャッチボールをするのでしょうか?

それは相手に当事者意識を持たせることです。本の中では「関連づけ」という言葉で出てきます。書き手から読者に疑問や提案を投げかけ、その話の世界の一員にさせるのです。友人には「何味のラーメンが好き?」という質問をして自分は「味噌味のラーメンが好きだ」と伝える。

すると相手も『ほー味噌味か。美味そうだな。食べてみたいな。』と心が動きます。興味を示してくれるのです。

誰に向けて書く?それは「自分」

「みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門」の中で、私一番の『なるほど!』が出てしまったのがこの「誰に向けて書くか?」というパートです。

様々な文章術の本やブログ運営に関するサイトでは、アドバイスとして「誰に向かって書くかが重要です!」と書かれています。しかしこの「誰に向かって」という部分で頭を悩ませた方、いませんでしょうか?

例えば「ある映画が面白かったので紹介したい!」と思い、オススメの記事を書こうとします。ターゲットに関して、漠然と「男性向け」「30代」「ホラー映画好き」などピックアップはできますが、これ以上の指定は難しいですよね。そもそもホラー映画好きな30代男性だからといって全員同じなわけがありません。

結局「なんとなく不特定多数の人に届いてくれたらいいなぁ」というほんわかロックオンになってしまうのです。

deradesuでらですbook本小説書評「みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門」

じゃあどうすればいいのでしょうか?著者の古賀さんは2つのタイプを意識すればいいとおっしゃっています。1つは「特定のあの人」。もう1つは「あの頃の自分」です。

まず「特定のあの人」とは文字通り、具体的に顔の浮かぶ誰かです。上司であったり恋人であったりする誰かです。企画書や手紙の作成は、相手を意識すると説得力が変わります。

もう1つの「あの頃の自分」。これはその情報を知らなかった自分です。先ほども紹介したようにブログやSNSには「シェア願望」があります。誰かにこの感動をシェアしたい、その相手を自分にするのです。

この映画のどんなところが良かったか、なぜ観るべきなのか、どんな予備知識があれば映画をもっと楽しめるのか…それを映画を観る前の自分に教えるように書きます。そうすることで、自分と同じような不特定多数の誰かに刺さります。自分と同じように感じている人は必ずどこかにいるからです。

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本「みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門」を紹介しました。『もっと早く読んでおけば…!』と素直に思える本でした。

この本はキンドルアンリミテッドで読むことができます。(2023年2月現在)

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自分の考えを文字で伝えたい方にとって、読者が読みやすくなるテクニックや、正しい言葉遣いなどももちろん重要ですが、まずはこの本を読むことをオススメします。

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