こんな方のために書きました
- おもしろいミステリー小説を読みたい
- 館シリーズのおすすめ作品を知りたい
作家 綾辻行人さんのミステリー小説シリーズの1つ、「館シリーズ」をご存じですか?ある建築家がたてた奇妙な館。そこで難解で凄惨な事件が発生します。非常に大胆なトリックと驚くべき真実で、読者の度肝をぬく作品です。
今回は館シリーズ9作品の中で絶対に読むべきおすすめ作品をランキング形式で紹介します。
書店で見つけて気になっていた方や、前から気になっていた方は、是非参考にしてください。
館シリーズの順番
1作品目は1987年に出版されており、2022年現在までに出版されている館シリーズは9作品。その順番は以下の通りです。
- 十角館の殺人
- 水車館の殺人
- 迷路館の殺人
- 人形館の殺人
- 時計館の殺人(上・下)
- 黒猫館の殺人
- 暗黒館の殺人(一・二・三・四)
- びっくり館の殺人
- 奇面間の殺人(上・下)
館シリーズおすすめランキング
第1位 十角館の殺人
自信を持ってオススメできる第1位、それが「十角館の殺人」です。
「十角館の殺人」を読んだ方のほとんどがおすすめする作品ですが、これは私もおすすめするしかありません。なんてったっておもしろいんです。
読んだ方のほとんどがおすすめする作品ですが、これは私もおすすめするしかありません。なんてったっておもしろいんです。
無人島にある十角館を訪れたミステリ研究会の7人。そこで起きる凄惨な殺人事件。驚愕のトリックで度肝抜かれること間違いなしです。真実が明らかになった瞬間、私の脳はバグりました。
なお『普段小説はあまり読まない』や『ミステリー小説を読み始めたい』という方に強くオススメします。まっさらな気持ちにあの衝撃を叩き込んでいただきたいです。
https://deradesu.com/jukkakukansatsujin/
第2位 迷路館の殺人
第2位は「迷路館の殺人」。個人的には1位と迷うぐらい1位に近い2位であります。
「驚いた」という意味ならば、1位の「十角館の殺人」よりも上かもしれません。驚きの声をあげられず、電車の中で読んだこと後悔したぐらいです。
地下に作られた複雑な迷路となっている館「迷路館」。その持ち主である推理作家界の巨匠のパーティーで突然、弟子の作家たちが作品を作ることに…しかし弟子たちは書いた作品の内容通りに殺されていきます。
そして私が強く推奨したいのは、できるだけ予備知識0で読むこと。レビューはもちろん、本の裏側に書いてある内容紹介も読まない方がいいです。何も考えずネットでポチするか、本を手に取ってレジに突っ込んでください。
第3位 時計館の殺人
第3位は「時計館の殺人」。館シリーズで1番最初に上下の複数巻となった長編です。(文庫本版)
上下巻とあり、確かに長めなので本をあまり読まない方には大変に感じる方もいるかもしれません。しかしその分ストーリーも深く、読み応えを感じることができます。
舞台は鎌倉の外れに建つ「時計館」。その館にはある少女の霊がいるとの噂があり、オカルト雑誌の取材が行われます。しかし、館ではまたしても恐るべき殺人劇が…館シリーズには欠かせない名探偵も登場します。
おすすめの読み方は、上巻を読んだ後に自分なりの考察をしてみること。『犯人はあの人かな?』『きっとアレには秘密が?』など考えることで推理小説を100%楽しめます。私も考察しましたが、全然当たっておらず大恥かきました。
第4位 水車館の殺人
これぞミステリーといえる要素満載の作品、第4位は「水車館の殺人」。
この作品は「館シリーズ」ということを含めずに読んでもおもしろい作品です。独特の「怖さ」が漂っていました。
山奥にある大きな水車のある館。車椅子に乗る仮面を被った館の当主と、その妻である美少女。そして起きる殺人劇。まるで『じっちゃんの名にかけて!』と声を上げる高校生探偵が出てきそうな舞台です。
なお、話が「現在」と「過去」が交互に展開されていくので読み慣れていない方は少しだけ混乱するかもしれません。じっくり時間をかけて読みたい小説です。
第5位 黒猫館の殺人
驚愕のトリックで騙されてしまう。そんな作品、第5位は「黒猫館の殺人」。
いつもとは少しだけ趣向の違う館シリーズ。なお猫好きのための作品かな、と思いましたがそうではありません。
「自分が何者なのか調べてほしい」という記憶をなくした老人からの依頼。彼の持っていた手記には恐ろしい事件の記録と「黒猫館」の文字が。書かれている内容は真実なのか。そして老人の正体は。
とにかくトリックが秀逸で、読んだときは『や、やられた…!』と声が出たとか出ないとか。あの感覚、皆さんにもぜひ感じていただきたいです。
第6位から第9位まではこちら
決してつまらない、というわけではないのですが下位になると否定的な感想が出てきてしまう可能性があるので、順位だけ発表します。
人によって好みは異なります。参考程度にご覧ください。
第6位 暗黒館の殺人
流石に4冊は長いです。
https://deradesu.com/ankokukan1-kousatsu/
第7位 びっくり館の殺人
純粋に「館シリーズ」を楽しみたい人には変化球に見えるかもしれません。
第8位 奇面館の殺人
他の館シリーズと比べるとインパクトは弱めです。
https://deradesu.com/kimenkan-kousatu/
第9位 人形館の殺人
好きか嫌いかが分かれる異色作。あなたはどっち?
https://deradesu.com/ningyoukan-review/
まとめ
人気ミステリー小説「館シリーズ」のおすすめランキングをご紹介しました。
- 十角館の殺人
- 迷路館の殺人
- 時計館の殺人
- 水車館の殺人
- 黒猫館の殺人
推理小説などが好きな方は、このTOP5はどれでも楽しめるでしょう。特に十角館の殺人は、「本格ミステリ小説が好きならば必読」ともいえます。ぜひ読んでみてください。
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