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誰もが騙される!読みやすいどんでん返し小説10選

誰もが騙される!読みやすいどんでん返し小説10選
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とんでもないどんでん返しのある、読みやすいオススメ小説ありますか?

国内ミステリ・心理サスペンスの中から、ラストで思わず驚くどんでん返し作品を厳選しました。

読了後には「まさか…!」と思わず声を上げたくなる10冊です。

比較的読みやすい作品ばかりなので、普段あまり本を読まない人にもおすすめします。

驚愕のどんでん返し小説10選

葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)

あらすじ

便利屋まがいの元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う女性から「身内が保険金詐欺に関わっている証拠を掴んでほしい」と依頼を受ける。

それと同じ時期、将虎は自殺を試みていた女性・麻宮さくらを救い、互いに惹かれあうことに。

恋愛の行方と保険金詐欺事件――一見無関係な2つの物語は、驚愕の結末へと収束していく。

見どころ・特徴

  • 恋愛×ミステリのハイブリッド作品
  • 読者の予想をひっくり返す叙述トリック
  • 日常的な題材ながら99%の人が騙される「ズルい」仕掛け

感想・おすすめコメント

『いやこの小説、ズルすぎる…!』読み終わったときは本当に声に出てましたね。どんでん返し好きとしては、こんな小説そうそう出会えません。

あのセリフを聞いたとき、思考が停止しました。すべてがひっくり返される快感をお探しの方は、今すぐ読んでください。

硝子の塔の殺人(知念実希人)

あらすじ

雪の降る森に立つ硝子の塔。大富豪の招きで刑事や霊能力者、小説家など癖のある客たちが集う。

しかしそこでは館の主人が殺され、さらに火事や奇妙な遺体、血文字で記された13年前の事件など…巧みな伏線が読者を襲う。

名探偵の碧月夜と医師の一条遊馬が驚愕の真相に迫る王道本格ミステリ。

見どころ・特徴

  • 王道「館もの」ミステリに現代的トリックを融合
  • 登場人物が一癖ありつつもキャラが立っていてわかりやすい
  • 500ページ超とは思えない圧倒的なリーダビリティ

感想・おすすめコメント

王道本格ミステリの名に恥じない正統派の面白さ。売れたのもわかる、伏線の張り巡らせ方と鮮やかな回収。

「十角館の館」を書いた綾辻行人が『ああビックリした』と言ったほどです。シンプルに推理小説を楽しみたい人にはオススメです。

イニシエーション・ラブ(乾くるみ)

あらすじ

大学生の「僕」がマユと出会ったのは合コンだった。恋に奥手だった僕だけど、ふとしたきっかけでマユから連絡先を教えてもらう。

勇気をもってデートに誘い、お互いを「マユちゃん」「たっくん」と呼び合うように。

クリスマスの夜、僕は最高の幸せを感じていた。・・・なのだが。

見どころ・特徴

  • 恋愛小説のフォーマットを巧みに利用した「どんでん返しミステリ」
  • カセットテープのようなA面とB面の二部構成
  • 必ず2回読みたくなる仕掛け

感想・おすすめコメント

本を2回読み、全ての真実が分かったとき・・・窓から本を思いっきりぶん投げそうになりました。

恋愛小説だと油断してたらやられます。と言っても内容は恋愛なので、犯罪色の強いミステリが苦手な人には強くオススメします。

隻眼の少女(麻耶雄嵩)

あらすじ

大学生の種田静馬は、ある伝説の語り継がれている山奥の村を訪れる。しかしそこで少女の首が切られた凄惨な事件が発生し、事件に巻き込まれてしまう。

そこに現れたのは隻眼(片目が見えない)の女子高生探偵・御陵みかげ。

静馬は彼女の助手見習いとして事件の謎に挑むことになるが…

見どころ・特徴

  • キャラの強い少女探偵の活躍
  • 2つの時代をまたぐ二部構成
  • 麻耶雄嵩らしい「そんなウソでしょ…な真相」

感想・おすすめコメント

ちょっと時代外れな村のしきたりが絡む、THEミステリもの。終盤からラストの展開はどんでん返し過ぎて、『いやどういうことだよ』と頭の上にハテナマークがいっぱいです。

少女探偵が活躍する、ちょっとマンガっぽいミステリ小説が好きな人にはオススメです。

ハサミ男(殊能将之)

あらすじ

女子高生を狙った連続猟奇殺人事件。ハサミを使った犯行から、その犯人は“ハサミ男”と呼ばれていた。

次のターゲットを決めたハサミ男だったが、なんと別の誰かによって同じ方法で先にターゲットを殺されてしまう。

彼を追う警察の視点と、“犯人自身”の視点で進んでいく、複雑に絡み合う最高傑作。

見どころ・特徴

  • 犯人視点と警察視点が交差する異色の構成
  • 複雑だけど巧みな心理描写&叙述トリック
  • いきなり世界がひっくり返る大技あり

感想・おすすめコメント

どんでん返し系の小説は、『うわ、マジか…!』と声が出てしまうことがありますが、この「ハサミ男」は逆に声が出ませんでした。

なぜか?脳がバグってしまったからです。頭がバグるほどのインパクトを味わいたい人にはぴったりな一冊。

ルビンの壺が割れた(宿野かほる)

あらすじ

SNSで再会した男女が交わすのは、ただのやり取りのはずだった。

しかし会話が進むにつれて、2人の関係性が徐々に明らかになっていく。そこであぶりだされる真実とは?

全編が会話だけで構成される物語は、ラストで読む者を驚愕させる。

見どころ・特徴

  • すべてが会話文だけで進む異色の構成
  • 多くの芸能人がオススメし話題となった作品
  • 短時間で読める文量なのに衝撃は大作級

感想・おすすめコメント

めちゃくちゃ怖かったです。ホラー的な怖さではない「謎の怖さ」。怖すぎて、寝るときに目の上に載せている「小豆のホットアイマスク」がその日は乗せられなかった・・・

サクッと読みたいけどビックリしたい。そんな欲張りな人に読ませたい一冊。

十角館の殺人(綾辻行人)

あらすじ

孤島に建つ“十角形”の奇妙な館に集まった、ミステリ研究会の大学生たち。楽しい合宿になるはずが、やがて一人、また一人と惨殺されていく。

外界から隔絶された状況で進む連続殺人。そして同じ頃、本土では過去の忌まわしい事件を調べる人物が現れる。

二つの物語が交わるとき、驚愕の真実が明らかになる。

見どころ・特徴

  • 本格推理小説の王道「クローズド・サークル」
  • 館シリーズの第一作にして新本格ミステリの原点
  • 読者を震撼させた衝撃の一行

感想・おすすめコメント

この小説を読んで、どんでん返し系の小説が好きになりました。ダラダラと横になりながら読んでいましたが、衝撃の一行を読んだ瞬間、なぜかわからないが正座しました。

ミステリ好きはもちろん、「どんでん返し小説」を語るなら絶対に外せない一冊です。

向日葵の咲かない夏(道尾秀介)

あらすじ

夏休みの始まる日、S君の死を目撃した。S君は首を吊って宙で揺れていた。

しかし死体は忽然と消え、一週間後、S君は「姿を変えて」現れる。彼は『僕は殺された』と訴え、真相を探るため主人公と妹のミカは事件を追うことに。

現実と虚構の境界が揺らぐ、夏休みの戦慄サスペンス。

見どころ・特徴

  • ミステリとホラーが融合した異色の作風
  • 子どもの視点で語られるからこその不気味さ
  • 読後に残る「後味の悪さ」すらクセになる魅力

感想・おすすめコメント

『私はなにを読まされているの…?』読み始めてからずっと続く妙な不快感とざわつきが止まりません。

そして全ての真実が終わった後の「あの感覚」。とりあえず言えることは、夏休みの読書感想文には絶対に向かない一冊です。

方舟(夕木春央)

あらすじ

柊一は友人や従兄、偶然出会った三人家族とともに山奥の地下建築で夜を過ごす。

しかし翌朝、地震により閉じ込められてしまう。さらに殺人事件も発生し脱出には誰かを生贄にしなければならないことに―。

生き残るために繰り広げられる究極の心理戦と犯人探し。

見どころ・特徴

  • 極限状態での人間描写がリアルで緊張感抜群
  • 読者も考えさせられる選択の重み
  • まさに「絶望」

感想・おすすめコメント

「自分だったらどうするか…」自然と考えながら読みたくなる没入感。閉じ込められた地下空間と人間関係に、本気で息苦しくなります。

そして迎えるラストの展開。読後の余韻が2日間ぐらい続きました。人間の心理の裏側にゾクッとしたい人におすすめです。

〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件(早坂吝)

あらすじ

アウトドアが好きな公務員の沖。彼は仮面をつけた知人の黒沼の所有する孤島で、毎年夏に行われる恒例のオフ会に参加する。

赤毛の女子高生も初参加する中、翌日メンバー二人が失踪、続いて殺人事件が発生。犯人は誰なのか?

そしてなにより…作品のタイトルは?

見どころ・特徴

  • 好きな人にはぶっ刺さる傑作
  • 読んでタイトルを当てる新感覚ミステリ作品
  • 見える世界が一気に変わる大胆などんでん返し

感想・おすすめコメント

まさに賛否両論。初めてすぎるどんでん返しに『この著者は本物や…』と心の底から唸りました。

ちなみに個人的には大好きな作品ですが、ちょっとオススメはしずらい。でも…やっぱり読んでほしい。気になった方は今すぐGOです。

まとめ

どんでん返し小説は、ラストの衝撃だけでなく伏線や心理描写も楽しめるのが魅力。

今回紹介した10冊は、初心者から玄人まで楽しめるラインナップです。

気になる作品からぜひ手に取ってみてください。一緒にどんでん返しされちゃいましょう。

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